シャボン玉を吹く子供は言葉の学習も遊びととらえる
唇をなめたり、シャボン玉を吹いたり、積み木で車ごっこをしたりする子供は、言葉の学習も簡単だと感じる傾向が強いということが、経済社会問題調査委員会(ESRC)によって資金援助を受けた新しい調査の結果から明らかになりました。ケイティー・アルコック博士によって率いられたランカスター大学の心理学者たちは、これらの運動もしくは活動能力、思考または認識能力と、子供の言語能力に、深い結びつきがあることを発見しました。
調査は、生後21ヶ月の子供120人以上を対象に行われました。この時期が、一生の間で一番早く新しい言葉を覚えるからです。調査には親への調査票と、運動と認識の能力についての特別なテストも含まれていました。
アルコック博士によると、口を上手に動かすことのできない子供は言語能力が弱い一方で、口を上手に動かすことのできる子供の言語能力にはばらつきがありました。この発見により、後に言葉に対する理解や発話に問題を抱えそうな子供を、専門家が極めて早い段階で識別することができるようになると博士は確信しています。
実験では、子供たちを4つのグループに分け、そのうち3つのグループの子供たちには、運動・理解・発話そして聴力の能力についてのさらに詳しいテストをしました。
その結果、その中のいくつかの能力が他の能力に比べて言語能力とより密接な関係を持っていることが、どのグループの子供においても明らかになりました。また、その関係にもいろいろなパターンがあることがわかりました。例えば、歩くことや走ることなどのより単純な運動能力は、何の関係もありませんでした。
慣れ親しんだ場所で自然に発生する会話を調査するために、研究者は子供の各家庭で30分間の自由な遊び時間の中で子供とその世話をしている人の話した言葉を全て録音しました。その後、その中で作り出された言葉の範囲や、話した文章の長さなどの観点から分析を加えました。
2つ目のグループでは、子供たちの様々な思考能力や推理能力を調査しました。その中には、パズルを解くことや、絵と色を組み合わせること、大人と交流を持つこと、そしてある物が別の物であるふりをする、例えばブロックを車として使う、あるいは箱を人形のベッドとして使う、または人形をお茶の会に招待するなどのごっこ遊びなどが含まれています。
ふりをするごっこ遊びがよくできた子供は、高い言語能力を持っていましたが、より一般的な思考能力、例えばパズルを解くことなどと言語能力とは何も相関関係はありませんでした。
別のグループでは、例えば知らない単語や聞きなれない単語を話す能力や、2つのテレタビーズの絵のうち聞こえてくる音に合うのはどちらかを答える能力のテストを行いました。
この中で、大人が繰り返すように言った知らない単語を話すことができた子供は、言語能力が最も高いことがわかりました。知らない単語や聞きなれない音を聞いて、どの絵と照合するかを答えるテストも、高い能力を持つ子供とそうでない子供をはっきりと区別しました。
アルコック博士は言いました。「私たちは研究によって、極めて急速な発達段階にある子供において、非言語能力と言語能力の間に相関関係があることを発見しました。子供たちがさらに成長してから追跡調査をし、後の言語の能力や問題にどの能力が最も深く関わっているか調べるつもりです。」
「私たちはすでに、家庭で親がどれだけ多く子供に話しかけているかを調べました。今後は親の教育水準や、家に蔵書がどのくらいあるかなどの家庭環境にも目を向け、こういったことがどれほど影響を与えているかについても調査するつもりです。」
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