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KID-SAFE™

米国国立衛生研究所(NIH)の小児保健発育研究所(NICHD)による

2004年9月15日発表の報告より

 

言語の違いに関わらず、子供は同様の段階を経て語彙を習得していく

子供が言葉を学んでいるとき、どんな言語であっても、基本的には同じような段階を経て語彙を習得していくということが、米国国立衛生研究所(以下NIH)の小児保健発育研究所(以下NICHD)の研究員による調査で明らかになりました。

その結果によると、調査した7言語のうち、生後20ヶ月の子供たちの話す語彙の中で、最も多かったのは名詞で、次に動詞、形容詞の順に続くということです。

この調査結果は、チャイルド・ディベロップメント誌の7-8月号に掲載されています。

「この結果から、たとえ言語がどれほど違っても、幼い子供が話し方を学ぶ順序に差はない、ということがわかります。」と、NICHD所長のドゥエイン・アレグザンダー医学博士は言います。「通常の言語の発達過程を研究することで、言語の習得の難しい子供たちにとって役に立つ情報が得られるかも知れません。」

この調査のために、NICHDの子供と家族に関する調査研究所の研究員であるマーク・ボーンスタインとリンダ・コートは、アルゼンチン、ベルギー、フランス、イスラエル、イタリア、韓国の研究員と協力して、子供がスペイン語、オランダ語、フランス語、ヘブライ語、イタリア語、韓国語、そしてアメリカ英語を習得する際の言語の発達過程を調べました。

この調査に、生後20ヶ月の子供の母親269人が参加しました。その子供たちのうち、117人は女の子で、152人は男の子でした。全員が第一子で、満期分娩で生まれ、一つの言語(その社会で話されている主たる言語)しか話しませんでした。母親たちは子供の語彙についての共通の調査票に記入しました。調査票には名詞、動詞、形容詞、そして「子音で終わる」言葉、代名詞、疑問詞、前置詞、冠詞、そして数量形容詞の例が載っていました。

「どの国の母親も、子供が他の品詞(動詞や形容詞、子音で終わる言葉)よりも名詞をより多く話すと回答したことが明らかになった」と、研究員は書いています。

さらに、話されている言語が例えばアメリカ英語のように名詞を強調する言語であったり、韓国語のように動詞を強調する言語であったとしても、その傾向は変わらなかった、と研究者は付け加えています。

「子供が言葉を習得するには、世界共通の順序があるのです。」とボーンスタイン博士は説明しています。「それが何語であれ、単語グループをある一定の順序で習得していくのです。」

ボーンスタイン博士は、子供が名詞を最初に覚えるのは、名詞が具体的で見たり触ったりできるものだからだと理論付けています。それに比べて、動詞や形容詞はより抽象的で、子供には理解するのが難しい概念だからなのです。

 

     

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